新型コロナウイルス感染症に伴う、公開のミサおよび活動中止について

カトリック小金井教会の皆様へ

 

2020年2月27日(木)
主任司祭 加藤 豊 



主の平和

既にお知らせいたしましたとおり、新型コロナウィルスの猛威は日毎に懸念され、東京大司教区でも本日2月27日(木)から3月14日(土)までの間、各教会その他の公的な性格を持つ聖堂やそれに類する場において、冠婚葬祭などの一部の例外を除き主日週日のミサ及び公開の礼拝や講座を中止とするようにとの旨が告知されました。


勿論、小金井教会もこれに倣います。東京教区の個々の小教区は、種々の教会を知っておられる方々には周知のようにそれぞれ聖堂を始めとする土地建物に一つ一つ違いがあり、その使用状況も個々に異なり、また多様です。それゆえ、ここで皆様にお伝えすることは、小金井教会限定の事柄となりますので、ご承知ください。


なお、これらは教会への問い合わせのお電話などでお答えした内容と重複したものもございます。

 

 

1)主日だけではなく週日のミサも当てはまるのか?


該当します。小金井教会の週日のミサはシスター方が多いとしても修道院のミサ(院内典礼)という位置付けではなく、小教区聖堂における公開のミサです。従いまして、一般信徒の方々もおられ、追悼の意向などがあればその日はご遺族が来られることも度々です

非公開では決してありません。

 


2)ミサや十字架の道行き(四旬節)がないとしても、日中、聖堂は空いているのか?聖体訪問はできるのか?

 

一言で言えば、可能です。聖堂は開錠施錠に変更はありません。ただし、次の点にご注意ください。

  • 先ず、期間中、シスター方も朝晩の教会の祈り(聖務日課)での聖堂の使用は中止なさいます。
  • 次に、上記理由のため、主任司祭が開錠施錠を行います。事態の深刻さを見ながら判断いたしますが、これまでの開錠施錠の時間と多少ズレが生じることがあると思います。
  • 最後に、10人ほどで聖体訪問やロザリオ、十字架の道行きをすることになれば、結局それは集会となるため、ここまでは禁止されている内容として示されないとしても、自己責任で対処することになってしまいますので、そのような行為は避けてくださったほうがよろしいかと考えます。

更に、この度の措置は感染症対策の一環でありますから、もとより外出をお控えいただく含みがあると思います。わたしたちは今、正体がはっきりとわからない相手と向き合っているのです。

 

 

3)ヨハネ館の使用はどうなるのか?

 

期間中は、基本的な対応者となるのは主任司祭です。御用の方は事前にご一報くださるようお願いするのはいうまでもないのですが、電話受付など通常通りです。詳細説明は主任司祭にお問い合わせください。

なお、公開の講座(聖書講座、信仰講座、入門講座)などは中止します。その他の自主講座、自主活動も集会となるため部屋の使用などはご遠慮ください。



4)追悼の意向をもうお願いしてしまったのだが?


もし、立会いを伴わずにご一任いただけるなら、主任司祭が自室でミサを捧げるかたちでお受けしますが、取り下げたい、あるいは日を改めたいという場合は、ご遠慮なくお知らせください。また、指定日以外の他の日でもよろしければ、3月15日以降に変更させていただけますようお願いします。



一つの提案ですが、集まることが困難なこの期間にあって、空間的な集合は出来ずとも、わたしたちが共有しているものにはもう一つ、「時間」があることを思い浮かべてください。PCを使わない方もおられますし、ロケーションに囚われてしまっている方々も沢山おられます。わたし自身は、今回のような折には、時間を用います。

 

幸い、小金井教会では修道院のアンジェラスがあり、昼と、夜には鳴ります。夜は午後6時になると、鐘が聞こえます。期間中わたしは教会以外の何処にいても、毎日6時にこれに合わせ、沈黙の祈りをしようと思っています。集まることが出来ないのであれば、ご一緒に時間を用いましょう。空間的な問題はともあれ、同じ時を設けてくださる方がおられれば幸いです。


1日も早い事態の終息を願いつつ、
父と子と聖霊の祝福が、皆様の上にありますように。

 

 

 

【お知らせ参照】

2020/2/25

 【緊急】2月27日~3月14日までの期間の公開のミサ中止について

2020/2/26

 

◆ カトリック東京大司教区:新型コロナウェイルス感染症に伴う、公開のミサ中止について