2月6日

日本二十六聖人殉教者(祝日)

日本二十六聖人の一人、パウロ三木は1564年から1566年の間に生まれた。イエズス会に入会して福音を宣べ伝え、大きな成功を収めた。やがてキリスト者に対する迫害が激しくなると、他の二十五人と共に捕らえられ、残酷に扱われて嘲笑を受けた。そして、ついに長崎に連行され、1597年2月5日、はりつけにされて殉教した。二十六名には、二十名の日本人のほか、スペイン、メキシコ、インドの出身者がいた。彼らは1862年6月8日、ピオ九世教皇によって列聖された。なお、この祝日は、ローマ規範版では「聖パウロ三木と同志殉教者」の記念日の名称で、2月6日に祝われている。(『毎日の読書』)

 

第一朗読 ガラテヤ2・19₋20

使徒パウロのガラテヤ教会への手紙

 

皆さん、2・19わたしは神に対して生きるために、律法に対しては律法によって死んだのです。わたしは、キリストと共に十字架につけられています。20生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。

 

答唱詩編 詩編126・1+2、6+3

 

 主とともに働くわれらは、主とともにその実りを味わう。

 

126・1神が捕われびとをシオンにもどされたとき、
わたしたちは夢を見ている思いがした。
2わたしたちの顔がほほえみ、
口には喜びの歌が浮かれた。

6種を手に涙を流して出て行く人は、
束をかかえ、喜びにあふれて帰ってくる。
3神はわたしたちに偉大なわざを行われ、
わたしたちは喜びにあふれた。

 

福音朗読 マタイ28・16₋20

マタイによる福音

 

そのとき、28・16十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。17そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。18イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」