10月28日

聖シモン、聖ユダ使徒(祝日)

 シモンの名は、使徒の名簿の十一番目に記されている。シモンについては、「熱心党のシモン」と呼ばれていたことのほかは何も知られていない。タダイとも呼ばれるユダは、最後の晩餐のとき、「主よ、私たちにはご自分を現そうとなさるのに、世にはそうなさらないのは、なぜでしょうか」(ヨハネ14・22)とイエスに尋ねた使徒である。(『毎日の読書』より)

 

 第一朗読 エフェソ2・19−22

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

 

皆さん、2・19あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、20使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、21キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。22キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。

 

答唱詩編 詩編19・2+3、4+5

 

 天は神の栄光を語り、大空はみ手のわざを告げる。

 

19・2天は神の栄光を語り、
大空はみ手のわざを告げる。
3日は日にことばを語り継ぎ、
夜は夜に知識を伝える。

4ことばでもなく、話でもなく、
その声も聞こえないが、
その響きは地を覆い、その知らせは世界に及ぶ。
5神は天に太陽の幕屋をすえられた。

 

福音朗読 ルカ6・12ー19

ルカによる福音

 

6・12そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。13朝になると弟子たちを呼び集め、その中から十二人を選んで使徒と名付けられた。14それは、イエスがペトロと名付けられたシモン、その兄弟アンデレ、そして、ヤコブ、ヨハネ、フィリポ、バルトロマイ、15マタイ、トマス、アルファイの子ヤコブ、熱心党と呼ばれたシモン、16ヤコブの子ユダ、それに後に裏切り者となったイスカリオテのユダである。

17イエスは彼らと一緒に山から下りて、平らな所にお立ちになった。大勢の弟子とおびただしい民衆が、ユダヤ全土とエルサレムから、また、ティルスやシドンの海岸地方から、18イエスの教えを聞くため、また病気をいやしていただくために来ていた。汚れた霊に悩まされていた人々もいやしていただいた。19群衆は皆、何とかしてイエスに触れようとした。イエスから力が出て、すべての人の病気をいやしていたからである。

 

 ◇ 聖書本文は(一財)日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。