幼児みことばの会

(教会報「さくらまち173号」の活動紹介より転載)


2013年から、土曜、日曜のミサで聖体拝領の際、神父さまの両脇に祭壇奉仕者が小さなカゴを抱えて立つようになりました。初聖体前の子どもたちが神父さまの祝福を受けたあと、カゴに入った小さな紙袋の中から一つ選んで席に持って帰ります。そのときの子どもたちの表情にご注目。みんなニコニコ、とても楽しそうです。袋には何が入っているのでしょうか?

 

中には折り紙のどうぶつやドングリに顔を描いた人形など小さなおもちゃとともに、聖書からとった「みことば」の紙片が入っています。どれも手作りで、心のこもったものばかり。この小さなプレゼントを作っているのが「幼児みことばの会」のみなさんです。

 

「幼児みことばの会」は昨年夏、数人の女性が集まってできました。「子どもたちに分かりやすく聖書のことばを伝える仕組みが作れませんか?」。きっかけはディン神父の問いかけだったそうです。「聖体拝領のときに、子どもたちの心がぱっと明るくなるようなものを渡せたらいいかもしれない」。昨年7月、プレゼント作りが始まりました。

 

最初に挑戦したのは折り紙の金魚。クリスマスツリーやサンタクロースの人形も用意しました。ただ、忘れてはいけないのは「みことばを心に刻むきっかけにしてもらうという点」(メンバーの相知裕子さん)です。みことばのリストは200ほどに増えました。クリスマスや四旬節など、そのときどきにふさわしいことばを選んで袋に入れています。

 

少しずつ認知度も上がってきました。先日、小金井教会のミサに出席した千葉県内の教会のかたが「みことば」のプレゼントを見て、「ぜひ続けていってください」と励ましの声を届けてくれたそうです。

 

会合は原則第4日曜日の10時ミサ後。昼食をはさんで3~4時間ほど活動します。「プレゼントのアイデアも募集中。気軽に声をかけてください」と、メンバーの益子静子さん。小さな子ども連れの若いお母さん、男性の参加も大歓迎です。