さくらまち 183号(2017年3月19日)より


◆ 一粒会主催交流会レポート

2016年12月11日(日)10時ミサ後、一粒会主催の交流会が行われました。コンベンツアル聖フランシスコ会の山口雅稔神父と神学生に召命体験についてご講演いただきました。また、講演後はヨハネ館地下ホールで若者との昼食会も開かれました。

 

当日は100人ほどの方が参加、山口神父たちのお話に耳を傾けていました。昼食会では青年、中学生、小学生が中心となり、講演を聴いた感想や自分たちの悩みなどの分かち合いが行われました。

 

今回は、当日参加した2人の青年からレポートをいただきました。

 

 

♀ わたしのもち場で神さまに仕えて生きていきたい

 

“普段は聞く機会がない神父さまや神学生の召命の体験を聞くのは、新鮮で面白かったです。ごミサやゆるしの秘跡を行うことの喜びについてもお話がありました。わたしは女性に生まれたので、この人生で神父をめざすことはありませんが、今日はちょっぴり神父さまであることの喜びをかいま見ることができたように思います。女性である以上、シスターたちの召命により興味をもっていましたので、ヨハネ会のキム・ミリさんがご自分とヨハネ会との出会いを分かちあって下さり、非常に興味深く聞かせていただきました。懇親会では、ごミサと違った雰囲気でみなさんとお話ができて楽しかったです。

 

わたしは今のところ、自分が奉献生活に招かれているとは思っていません。でも、奉献生活者であってもそうでなくても、信徒はみな聖性へと招かれています。神父さまや神学生が司祭職を通して神さまに従って生きているように、わたしもわたしの持ち場で神さまに仕えて生きていきたいという思いを新たにしました。”

 

 

♂ 神さまを中心とした生き方

 

“2016年12月、一粒会の方々が企画してくださり、山口神父、峯神学生のお二方から貴重なお話を拝聴する機会をいただきました。

 

峯神学生はわたしと比較的年齢も近く、大変興味深い話をしてくださったのですが、ここでは山口神父のお話について記したいと思います。

 

わたしはちょうど、就職するか大学院に行くか非常に悩んでいたのですが、山口神父も、わたしと同じぐらいの頃に、就職のこと等、何かと悩まれたようで、その時に「神さまを中心とした生き方」をすることを決めたら気持ちがとても楽になったという話をしてくださいました。

 

それを聴いて、神さまの存在を忘れ、一人で悩んでいたのではないか、とハッとさせられました。今のところ司祭になる道は考えていませんが、山口神父と同じように、「神さまを中心とした生き方」をしようと思いました。”