12月3日

日本宣教の保護者 聖フランシスコ・ザビエル司祭(祝日)

1506年、スペインで生まれる。パリ大学で勉強したときロヨラの聖イグナチオと出会い、最初のイエズス会員たちの一人となる。1537年にベネチアで司祭に叙階され、慈善行為に献身。1541年に東洋を目指して旅立ち、インド、日本などで10年間、福音宣教に専念し、多くの人をキリスト教信仰に導いた。1552年、中国の上川島で死去。(『毎日の読書』より)

 

第一朗読 ①コリント9・16-19、22-23

使徒パウロのコリントの教会への手紙

 

皆さん、9・16わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。17自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。18では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。

19わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。22弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。23福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

 

答唱詩編 詩編96・1+2、3+4

 

 遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

 

96・1新しい歌を神にうたえ。
世界よ、神に向かって喜びうたえ。
2神の名をたたえてうたい、
日ごとに救いを告げ知らせよ。

3すべての国にその栄光をかたり、
すべての民に不思議なわざを伝えよ。
4神は偉大、ほむべきかた、
すべてを越えておそるべきかた。

 

福音朗読 マルコ16・15-20

マルコによる福音

 

そのとき、イエスは十一人の弟子に現れて、16・15言われた。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。16信じて洗礼を受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。17信じる者には次のようなしるしが伴う。彼らはわたしの名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語る。18手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。」

19主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。20一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。

 

 ◇ 聖書本文は(一財)日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。